COLUMN 家づくりコラム

奈良県元興寺で木材のすごさを実感

こんにちは。リード・アーキテクトです。
本日は木材(無垢材)がいかに丈夫で長持ちするのかを実感したお話をしたいと思います。

少し前の話になります。奈良県に元興寺という由緒あるお寺があるのですが、2018年に「平城遷都1300年」の企画として、非公開とされている屋根裏に登り、探検するというイベントがあり、参加してまいりました。

元興寺は奈良県奈良市にあり、蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院である、法興寺(飛鳥寺)が平城京遷都に伴って、平城京内に移転した寺院といわれています。

さて、屋根裏に登るとさまざまな部材が組み合わされており、長い歴史が伝わってきます。

 
 

白鳳時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代の部材が現代も残されており、修理をしながらも現在まで残存していることに驚かされました。

 
 

特に東側の部屋に使用された横木の頭貫(かしらぬき)は、飛鳥時代に創建された当時の部材とされており、とても感動しました。

今から1500年近く前の木材が、こうして朽ち果てることなく、しっかりとした形で残っており、建物の一部として保たれていることに本当に驚きました。

日本の木材を家づくりに活用することが最適であることは、歴史が証明しており、これからも自信を持って木造住宅を勧めていきたいと思った一日でした。

 

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